○タイヤ交換時の作業不備
①規定の締付トルクで締め付けられていない。
②ホイール・ボルト、ホイール・ナット及びホイールの錆、ゴミの確認、清掃が不十分
〇タイヤ交換後の保守管理の不備
①増し締めが行われていない
②日常点検・定期点検時のホイール・ボルトの緩みの点検が不十分
③規定の締付トルクで増し締めがされていない
④増し締めの実施時期(距離)が遅い
ボルト締付トルクとは、タイヤを固定するためにボルトを締める際に適用する回転力のことです。このトルクは、ボルトが正しく締まっていることを保証し、安全な運転に不可欠です。
軸力とは 、ボルトを通じてタイヤとホイールに発生する圧力(ホイールをはさむ力)のことで、ボルトの締め付けによって生じます。軸力が適切でないと、タイヤが緩んだり外れたりする可能性があります。
上図は、ボルト締付トルクと軸力は直接的な関係を表しています。
かけたトルクのわずか1/10しか軸力に変換されていません。残りの10%が軸力に変換されています。
注意すべきは、座面摩擦・ネジ面摩擦です。古くなりサビが増えることで、この摩擦抵抗があがると既定のトルクで締め付けても軸力に変換される率が落ち、必要な軸力が得られなくなる可能性が発生します。
トルクが増加すると軸力も増加し、タイヤの固定が強くなります。しかし、トルクが過剰になるとボルトやホイールに損傷を与える可能性もあります。
タイヤ交換時の作業不備にあるように②の作業時のホイール・ボルト、ホイール・ナット及びホイールの錆、ゴミの確認、清掃が重要となります。
推奨されるトルク値を守ることが重要ですが、それ以前にサビ等への事前対策が前提条件となります。
タイヤのボルト締付トルクは、軸力を適切に管理し、タイヤの安全な固定を実現するために重要です。
適切なトルク値で締め付けることで、安全かつ効果的なタイヤの取り付けが可能になります。
大型車の車輪脱落防止を防ぐため、いろいろな
既存技術を組み合わせ、車輪脱落対策に特化し
たナットです
ナットは何キロトルクで締め付けできますか |
下部ナット600-650トルク上部ナット200トルク
|
ナットの大きさは
|
下部ナット33ミリ上部ナット33ミリ
|
全ての大型トラック用ナットに取り付けできますか |
ISO規格ナット専用です
|
取付時の注意
|
ハブボルトネジ部が出る様に装着お願いします。 |
本製品は大型トラックタイヤISOのホイール取付け用のダブルナットです。
*初期なじみとは、大型車のタイヤを固定するネジやナットに付いているサビやゴミなどの凹凸が、走行中に摩擦で平らになってしまうことで、ネジやナットが緩みやすくなる現象
原理・製法(ポイントのみ)